細かいことを言えば現場ごとに違うのですが、基本的にはまずサブコン様から自動制御の分野を受注したら、頂戴した建築図面を元に打合せます。そして建物内の空調や衛生設備を効率よく活用できるようエンジニアリングを行い、仕様が固まったら、次に施工図などの資料を作成した上で実際に施工を行うパートナー会社様に依頼をします。他にも、大掛かりな制御盤の場合は発注も多くなるのでそれを管理したり、お客様との距離が近い場合は設計段階で直接打合せることもあります。そして施工がはじまると、当社は良いパートナー会社様がたくさんあって職人の方々が優秀なのでとても助かっているのですが、そうした方々が工事をしやすいよう手配や交渉をしたりします。
ただ実際には建築の現場というのは色んなことがあって、例えばいざ取り付けようとしたら「あれ？収まらない！」なんてことはよくあって、そこで現場で監督の方や職人の皆さん、他の業者の方と相談をして、進めていくわけです。逆に他の業者さんから「うちのこれが収まらないから、お宅のこれを動かしてくれ」とか、あと工期の調整とか、現場はそういったことの連続で、何もなくスムーズにいくことはないですよ。新人は最初のうちは相談しに行った職人の方に叱られてシュンとなっちゃったりとか（笑）。でもお客様のために、お客様や皆さんに無理をお願いする訳なので、それができる力を付けることは乗り越えないといけないハードルのひとつですね。
あと、当社では納入したものに対してメンテナンス契約を結びますので、竣工後もアフターフォローが続くのですが、その中でまたソリューション提案を継続して行ったりもします。